やりたいことをやる前に、やるべきことをやろう。

お店の内装工事

 気になる物件が見つかったら内装業者にコンタクトを取りましょう。少し調べただけでたくさんの業者が出てきてどこに依頼すればよいのか迷うかもしれません。そんな時のためのポイントです。

 

小さいお店の店舗物件探しについてはこちら

 

内装業者の選びかた

 内装業者を選ぶ一番良い方法は、同業者に紹介してもらうことでしょう。もしくは、取引先に紹介してもらうのも良いかもしれません。もし、同業者に知り合いがいないようであれば、同業の気になるお店に突撃して、業者を紹介してもらうのも一つの手です。多少、気後れするかもしれませんが、断られても損するわけではないので、割り切ってお願いしてみましょう。

 内装業者といってもそれぞれに得意分野があり、通常一つの会社ですべてを工事することはあまりありません。内装業者は横のつながりがあり、仕事を紹介しあっているのが普通です。

 私は防音聴力測定室にこだわり、お金をかけたかったので、音楽教室などの内装工事をメインに手掛けている会社に発注しました。

 

 

 ほとんどの人は、初めての開業だと思います。一社だけにアプローチするのではなく、必ず相見積もりを取りましょう。内装工事費は電気、ガス、水道の配線、壁紙や看板などトータルで金額を出してきます。詳細な項目を一つずつ確認していったところで素人にはよくわかりません。しかし、何社か同時に見積もりをもらうことで比較検討はできます。

内装工事の予算

 予算はしっかりと伝えましょう。内装業者にしてもある程度の予算がわからないと、できる提案もできなくなりますし、あまりにも計画との差がありすぎると開業後の経営にも影響してきます。

 内装工事費は開業費の中で大きな割合を占めます。物販ならそこまでの費用は掛かりませんが、飲食店は雰囲気がとても大切になってきますので高額になりがちです。お店のコンセプトをお客様に知ってもらうために理想を追求することは悪いことではありませんが、本当に必要な経費なのか今一度立ち止まって検討を重ねましょう。

 物件を探している段階で、おおよその広さで内装費用を算出しようとしても、結構無駄です。物件が決まっていない以上、はっきりとした金額は出てきません。内装工事費はトータルの金額なのである種のブラックボックスとなっています。業者に相場を聞いてもケースバイケースとしか言われないし、結構悩みました。今思い返してみれば、内装の内容も漠然としていたので当然のことなのですが、当時はそんな余裕もなく、一体いくら必要なのかとても悩んだことを思い出します。

とはいえ、開業資金の大半を占める内装費ですから、予算は組む必要はあります。どんなに安く見積もっても坪単価10万円を下回ることはないと思います。物販で坪単価10万円~30万円、飲食だと30万円~50万円は必要になってくるのではないでしょうか。

まずはどんな店舗にしたいのかしっかりと業者に伝えることが一番大事です。もし、同業者に聞けるようなら思い切って聞いてみるのも一つの手です。

 ちなみに私は、居抜き物件だったのでだいぶ費用を抑えることができましたが、それでも坪単価は10万円を超えました。

打ち合わせから工事まで

 依頼する内装業者が決まったら打ち合わせに入ります。打ち合わせは思いのほか時間がかかりますが、お店のイメージをしっかりと伝えていかないと後で取り返しのつかないことになりますので、焦らずにしっかりと打ち合わせしましょう。

私の場合は、工事を開始するまでの2か月間で5回打ち合わせをしました。工事が約2週間かかりましたので、打ち合わせから開店まで最低でも3か月は必要になる計算です。スケジュール表に入力して、逆算して行動を起こしましょう。

ただ、私の場合は、居抜き物件ということもあり、壁紙はそのまま、水道やガス工事などもなかったため、工事と言っても、防音室とカーペットタイルくらいの大した規模の工事ではなかったため特に問題もなく工事は進みましたが、スケルトン物件や内装に凝った店舗の場合は結構時間がかかると思いますので、しっかりと計画を練りましょう。

打ち合わせで予算は増減する

数回の打ち合わせの中で、あらかじめ伝えておいた予算よりも多くなったり、少なくなったりすることもあると思います。多くなる場合は、こだわり過ぎていないかどうか再度財布と相談しましょう。また、逆に無駄な部分を削減して予算を削ることも大切ですが、直接お客様に関係する部分をケチるのはあまりお勧めしません。多少の増減はあるものと思っておいた方が良いでしょう。

私の場合は、打ち合わせで必要なものが増えることもありましたが、内装業者がうまく調整してくれたみたいで、当初の予算で賄うことが出来ました。予算内で仕上げてくれたので特に細かいことは聞きませんでしたが、業者が金額をトータルで考えていることが改めて良くわかりました。

備品を確認

 内装業者の見積もりを確認していくと自分で購入できるものが意外とあります。照明やレジ台などアマゾンやアスクル、ストア・エキスプレスなどのネットショップで安く購入することができます。テーブルやイスなども同様に揃えることができます。業者に全部任せても良いですが、時間に余裕があるならば揃えられるものは自分で揃えた方が安く上がります。それに、自分で購入すればアマゾンポイントも付きますので一石二鳥です。

 組み立てが必要なテーブルや棚などは業者にお願いして、工事期間中に組み立ててもらいましょう。事前にお願いすれば結構やってくれます。配送日時を業者とすり合わせておくとスムーズに運ぶと思います。万が一組み立てをやってもらえないようであれば自分でやるしかありません。慣れている人は別ですが、想像以上に時間を取られますので、時間に余裕をもって計画しましょう。業者はいろいろな工具を持っているので組み立ても早いし、うまいのでやってもらえるとだいぶ助かります。

 私は大体のことは自分でやってみようと思いましたが、内装はプロにすべてお任せしました。理由としては内装費用よりも時間を優先したかったからです。工事が終わったらすぐにでもお店をオープンし、空家賃を極力なくしたかったからです。工事期間中も家賃は発生しますので天秤にかけて時間を優先しました。